かしこく　なかよく　たくましく

学校プランschool plan

学校長あいさつ

　本校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
〜子ども同士をつなぐ教育活動の充実を〜
　本校は歴史が深く、（1873年から）本年で146周年を迎えます。自然豊かな場所に学校があり、校門を出て数百メートルで緑豊かな高良山の登山道に着きます。また、高良山や町内には価値ある歴史的事物、事跡が存在し、格好の地域学習の対象となっています。対照的に、近くに高速道路インターチェンジやバイパス等が通り、大変、交通量が多い所でもあります。

　さて、本校では「学校の教育目標：豊かな『人間力』を身につけた御井っ子の育成」をかかげ、目標を達成すべく、教育活動を展開しているところです。子どもたちや学校には多くの「よさ」がありますが、課題があるのも事実です。
　そこで、まず、取り組むべきことは、学校の教育目標達成に向かうには、何と言っても、子どもたちが楽しく学ぶ環境、つまり、子ども同士の人間関係を豊かなものにしていくことが大前提だと考えます。子どもに限らず、人間は、自分と違う考えや立場の相手と出会うと、十分に関わり合うこともなく、「避ける」「排除する」という行為をとることがあります。そうすることで、自分の世界(心の安定)を守ろうとしたり、問題を避けようとしたりします。この「避ける・排除する」という行為は、人間の弱さの表れだと思うのです。放っておくと、相手を攻撃（誹謗・中傷・無視・仲間外し等）したり、逆に、自分の殻に閉じこもってしまったりしてしまいます。当然、人間関係の質が深まるはずもありません。ですから、子ども同士の人間関係を、学びの場でも遊びの場でも、掃除や給食、係活動の場でも、つないで深めていくことが大切になると思うのです。
　自分の存在が人の役に立つ、友だちの存在が自分の役に立つ、そして、互いの存在が互いを支えているという関係を構築した子どもたちに成長してもらいたいと強く願っています。立場や違いを超えてつながることが、見方・考え方を深めいかに自分や相手を豊かな気持ちにさせてくれるか、と言う経験を多く味わわせたいと思います。その経験を通して、学びの楽しさが味わえ、学力の向上も期待できるのではないかと考えます。人間の弱さは、人間の努力によって乗り越えられると信じています。つながる中で、見方・考え方を広め、深め、豊かな人間関係と確かな学力を身につけさせたいと思います。

　牛の歩みのように、遅くとも、一歩一歩、確実な教育活動を実践していく「御井小学校」を、全職員の「知恵」と「実践経験」を持ち寄って、協働して創り上げたいと思います。これらの詳しい内容につきましては、このホームページをくまなく検索していただければ、きっと、お分かりいただけるものと思っております。
　どうぞ、ごゆっくり、ご覧ください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　久留米市立御井小学校長 日野　勝文